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[ 単行本 ]
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美術になにが起こったか―1992‐2006
・椹木 野衣
【国書刊行会】
発売日: 2006-11
参考価格: 3,360 円(税込)
販売価格: 3,360 円(税込)
Amazonポイント: 33 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,900円〜
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・椹木 野衣
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カスタマー平均評価: 3
的確だが、ありきたりな解説と情報 雑誌や新聞に連載された解説は、しょせん上っ面をなぞるだけで、読者の思いも寄らなかった事の本質を芸術の方へと導いてくれることはない。野衣の解説評論は、誰もがちょっと調べればわかることを整理して、そこに御上手な評言をあたえるだけで、それ以上には行かない。つまり、そこから論述対象の奥底に潜んでいるであろう「芸術性」が議論されることは野衣においては皆無なのだ。作品を美術史にとどめるべき深奥の根拠が議論できなければ、つまり美術作品の「芸術性」を論じきれなければ、美術はジャーナリズムと拝金主義の中で虚しく消費されるばかりで、野衣の美術論は単なる解説と情報提供に終始するしかない。 ジャーナリズムに堕した評言が大勢をしめる 的確な指摘もあるが、全体として見た場合、奇をてらっただけの美術が多く取り上げられていてるかのような印象をあたえなかねない記述が多々見受けられる。しょせん雑誌連載という制約の多い中での妥協の産物のような、産業廃棄物にしかならない短文で構成されているのが命取りだ。そのそもの現代美術の混沌ともいえる多様性と、その裏返しとしての、すべての実験はやり尽くされたという既視感が漂うポストモダン状況下で、美術批評が、それなりの歴史性と批評性と思考性をもたないかぎり、現代美術は誤解されるばかりだろう。少なくとも本書が、取り上げている美術のすばらしさを百分の一でも的確に記述できている例は非常に少ない。単なるジャーナリズムに堕した評言が大勢をしめる本に過ぎない。 格闘の軌跡 「業界の秩序の中間管理職のような評論家」が多い中、批評家として外部とコミュニケーションを続け美術界の旧弊と格闘しててきた著者の10数年の軌跡。
<一種の「鎖国」状態>にある日本の美術界に対する苛立ちと、その中での自分自身の使命の再確認と、若く独創的なアーティストに対する惜しみない賛辞。
90年代の文章を読むと、2006年後半の大竹伸朗のメディアでの取り上げられ方など美術界の外側からのアプローチによるものかもしれないが想像もつかず、著者の活動は確実に実を結んでいるのがわかる。
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[ 大型本 ]
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吉田式球体関節人形制作技法書
・吉田 良
【ホビージャパン】
発売日: 2006-09-16
参考価格: 2,800 円(税込)
販売価格: 2,800 円(税込)
Amazonポイント: 28 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,927円〜
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・吉田 良
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カスタマー平均評価: 5
人形教室よりかえって丁寧な教えかもしれません。 人形制作をしてみたいという方は是非目を通しておくべき良き本です。
なによりも嬉しいのがオールカラー、そして参考文献や材料が付いています。
私は大手の人形教室に行っていましたが
教室で肌の色は先生はパステルで着色する様教えられました。
しかしこの本の肌の着色項目にて、油絵で着色するのですが
実際自分の制作中の人形に色を付けた所
その美しい仕上がりにはこれからは油絵で着色しようと決めたぐらいです。
また頭髪の付け方も一度教室で習っても次の人形が出来上がるまで
素人さんは多大なる時間を費やします。それまでに自分がどうやって
つけたか仕組みを解ってる方はそういないのではないでしょうか。
この本を開けば丁寧な写真つきで回答があります。
とても役に立ちました。
また吉田先生の教え方は基本的なこと+人形の仕上がりが美しく良い仕上がりに
なりそうでとても良かったです。
例えば石膏粘土につける木工用ボンドの量は刷毛で均一に伸ばすとか、
肌の下地も塗りすぎて刷毛の跡がついたらサンドペーパーで磨く等
関心しました。
手馴れた人は上記処理をしなくてもスラスラできますが
素人さんは上記の処理をしなくちゃいけません。
大手の先生に習いに行くとこの様な細やかな処理が抜けてる事が多いです。
ぜひとも良い人形作りを心がける方は必読する事をオススメ致します。
そのぐらいオススメです。 中々良い。 この本は初心者にも解りやすく解説されており、一からドール制作する人は絶対読んでおいてほしいと思う。実際、この解説の通りに作るなら歪んだドールは作れないと思う。それくらい細部まで詳しく書かれている。是非とも買ってほしい逸品である。 分かりやすかった とても分かりやすくて良かった
初心者にもお勧めの教本
これ一冊で大丈夫!! 石粉粘土による、球体関節人形の教則本です。全ページフルカラーで、写真が多用されてます。手足、耳等、細かい部分もアップ写真で紹介されているため、非常にわかりやすいです。初心者の方でも、この通りに作れば、完成させられると思います。また、胡粉塗り仕上げ、義眼、義歯、靴作り等、上級者向けのテクも紹介されています。初心者から上級者まで、あらゆる人形製作者の教本として役立つのではないでしょうか?参考書、資材店の紹介等、フォローもばっちりです。講座の合間に、吉田氏のお人形の写真が収められているのですが、お人形の写真を観るだけで、楽しめます。買って損は無い一冊です。 とてもわかりやすいです。 初心者にも凄くわかりやすい本だと思います。作ってみたいけど、教室に通うのも…という方には特におすすめだと思います。とにかく写真数が多くて、作らないにしても見るだけで楽しめました!いつか作ってやろう!という気にさせてくれる一冊です
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[ 大型本 ]
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絵巻水滸伝 梁山豪傑百零八
【グラフィック社】
発売日: 1999-05
参考価格: 2,940 円(税込)
販売価格:
中古価格: 2,800円〜
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カスタマー平均評価: 5
新たな水滸伝の世界へ 「龍闘野」・「絵巻三国志」に続く、正子公也の作品集3冊目。
新進気鋭の絵巻作家が描く水滸伝の世界。
CGを効果的に用い、独自の解釈で好漢達を個性豊かに描き出しています。
既に絶版ですが現在は魁星出版から愛蔵版が出ていますのでそちらをどうぞ。
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[ 単行本 ]
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現代美術巷談
・中村 敬治
【水声社】
発売日: 2004-06
参考価格: 4,200 円(税込)
販売価格: 4,200 円(税込)
Amazonポイント: 42 pt
( 通常5〜7日以内に発送 )
中古価格: 2,800円〜
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・中村 敬治
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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20世紀の芸術と生きる―ペギー・グッゲンハイム自伝
・ペギー グッゲンハイム
【みすず書房】
発売日: 1994-04
参考価格: 8,400 円(税込)
販売価格:
中古価格: 2,800円〜
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・ペギー グッゲンハイム ・Peggy Guggenheim
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カスタマー平均評価: 0
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[ 大型本 ]
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アンディ・ウォーホル全版画 日本語版
【美術出版社】
発売日: 1990-08
参考価格: 13,650 円(税込)
販売価格:
中古価格: 2,785円〜
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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サウンドアートのトポス―アートマネジメントの記録から
・中川 真
【昭和堂】
発売日: 2007-04
参考価格: 2,730 円(税込)
販売価格: 2,730 円(税込)
Amazonポイント: 27 pt
( 在庫あり。 )
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・中川 真
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カスタマー平均評価: 0
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[ ペーパーバック ]
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Enocounters in the Twenty‐First Century:Polyphony―Emerging Resonances
・金沢21世紀美術館
【淡交社】
発売日: 2005-04
参考価格: 2,730 円(税込)
販売価格: 2,730 円(税込)
Amazonポイント: 27 pt
( 通常5〜7日以内に発送 )
中古価格: 3,496円〜
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・金沢21世紀美術館
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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翼―Psychological CG Animation (富士通ブックス)
・川西 翔也
【富士通経営研修所】
発売日: 1997-08
参考価格: 2,730 円(税込)
販売価格: 2,730 円(税込)
Amazonポイント: 27 pt
( 一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。 )
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・川西 翔也
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カスタマー平均評価: 0
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[ ペーパーバック ]
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マイクロポップの時代:夏への扉
・松井 みどり
【PARCO出版】
発売日: 2007-03
参考価格: 2,730 円(税込)
販売価格: 2,730 円(税込)
Amazonポイント: 27 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,728円〜
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・松井 みどり
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カスタマー平均評価: 5
図録であり90年代以降の日本美術史の論文集でありアートブック 本がマイクロポップを体現している感じがします。2.8cmという厚さと紙のたわみが気持ちよくて何度も手にとってぱらぱら眺めてみたりします。これがまた右手でパラっパラってめくるたびに図版が視界に入るよう工夫されているんですよね。論文を読みたいなぁと思ったら、左手で冒頭のマイクロポップに到る経緯をじっくり読めます。
論文では90年代からマイクロポップに到るまでの経緯がとても詳しく紹介されていて、15名の作家がなぜ選ばれたのかということに納得できる論理的な説明でした。これを読めばマイクロポップがウォーホルなどのポップアートとは無関係で、あくまでドゥルーズのマイナー文学の言説で語られるpopであることがわかると思います。他には同時代の他分野から解釈したマイクロポップが対談形式で綴られていたり、「現代美術」の分野からの寄稿があったりして呑みこみやすいように工夫されています。特に『マイクロポップを読み解く10のキーポイント』では、たった6ページで日本の失われた10年の美術界の動向がつかめてしまいます。もちろん個別に作家への解説が(なんと肖像写真付きで!)あるので展覧会の説明不足の欲求不満も解消できるはずです。
それでもどうして日本現代美術の一傾向をマイクロポップという概念で語るのかという疑問が尽きなかったら、美術手帖2007年5月の椹木野衣さんとの対談を読むとすっきりすると思います。すっきりどころかびっくりすると思います。POPとpopの対峙は、「大きな物語の終焉」の後にどのように生きるかという問題みたいなのです! 私は芸術の原点に還るような松井さんの人間らしい考え方をすばらしいと思います。
全篇英語対訳付きですので英語圏の親日家へのプレゼントにかなり喜ばれそうです。マイクロポップの是非以前に、わかりにくい日本の雰囲気がこの本にはわかりやすくまとまっているのですから。
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